- 胸郭出口症候群と診断された!
- 腕から手にかけての痛みやしびれがある!
- 腕がだるい!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にある胸郭出口症候群の施術をしている鍼灸院です。
胸郭出口症候群が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、胸郭出口症候群の原因となる首や肩の筋肉の凝りを緩和し、免疫力や自然治癒力を高めることで症状を改善します。
このページでは、当院の胸郭出口症候群に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
胸郭出口症候群の原因と症状
胸郭出口症候群とは、肩や腕の運動や感覚に関わる腕神経叢という神経の束や動脈が圧迫され、肩、腕、手の痛みやしびれ、手の動かしにくさなどが現れる病気です。
肩こりとして自覚されることもあり、女性に多い症状です。
胸郭出口には、狭い空間があります。
その場所で神経や血管が圧迫されます。
胸郭出口症候群には、4ヵ所圧迫されやすい場所があります。
- 斜角筋症候群(前斜角筋と中斜角筋の間)
- 肋鎖症候群(肋骨と鎖骨の間)
- 小胸筋症候群(小胸筋の下層)
- 頚肋症候群(頚椎と肋骨)
これらをまとめて、胸郭出口症候群といいます。
一番多い圧迫場所は斜角筋症候群です。
- 長時間同じ姿勢
- なで肩
- 重い物を持つ習慣
これらが原因となり発症します。
胸郭出口症候群の症状には、
- 肩がよく凝る
- 肩や腕のしびれ
- 筋力の低下
- 握力の低下
- 指先の細かい作業が難しくなる
- 血行不良による感覚障害
などがあります。
胸郭出口症候群に対する鍼治療
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。
銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。
その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。
痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みやしびれを感じている場所になります。
斜角筋のトリガーポイントです。
胸郭出口症候群で神経や血管が一番圧迫される場所がこの斜角筋です。
この斜角筋トリガーポイントは、肩、腕、胸、指先まで痛みやしびれを起こします。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
胸の筋肉のトリガーポイントです。
首以外の胸にもトリガーポイントができることがあります。
胸に強く痛みがある場合は、このトリガーポイントが疑われます。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
胸郭出口症候群のトリガーポイントは、筋膜や神経周囲のファシアにできます。
筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、症状が軽減していきます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、胸郭出口症候群が改善します。
以下、当院で改善した胸郭出口症候群の鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
長期間持続している胸郭出口症候群は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重いものは1年程度かかることもあります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。