機能性ディスペプシア改善(最新版)

  • 胃もたれや胸やけが続いている!
  • 検査では異常が見当たらない!
  • 根本的に症状を改善させたい!

このような悩みを抱えていませんか?

当院は、広島市中区上八丁堀にある機能性ディスペプシアの施術をしている鍼灸院です。

機能性ディスペプシアが鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?

鍼治療は、機能性ディスペプシアの原因となる自律神経の働きを促進し、免疫力や自然治癒力を高めることで症状を改善します。

このページでは、当院の機能性ディスペプシアに対する鍼治療について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

機能性ディスペプシアの原因と症状

機能性ディスペプシアの原因と症状

機能性ディスペプシアは、別名機能性胃腸症といい、胃の痛みや胃もたれなどの症状が慢性的に続き、胃カメラなどの検査を行っても異常が見当たらない病気です。

機能性ディスペプシアの原因には、

  • 胃の運動機能の低下
  • 胃の知覚過敏
  • 心理的、社会的ストレス

などがあげられます。

機能性ディスペプシアの症状には、

  • 食後の胃もたれ
  • すぐお腹いっぱいになる
  • みぞおちの痛み
  • 胸やけ

などがあり、食事に関係なく症状が現れることもあります。

機能性ディスペプシアは自律神経失調症の一種

機能性ディスペプシアは自律神経失調症の一種

機能性ディスペプシアは、自律神経失調症の一種です。

自律神経は全身に分布しており、胃腸の働きもコントロールしています。

自律神経は、体を興奮させる交感神経と体をリラックスさせる副交感神経に分かれており、お互いがシーソーのようにバランスが保たれている状態が良いとされています。

しかし、心身のストレスを抱えていると、交感神経の働きが過剰になり自律神経のバランスが乱れ始め、ストレス状態が長期的に続くことで様々な症状が現れるようになります。

そのうちの一つの症状として機能性ディスペプシアがあります。

機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)は自律神経失調症の一種

持続的なストレスにより発症することがほとんどです。

ストレスがかかるとノルアドレナリンの分泌が過剰になり、交感神経が活発になります。

その一方で、ストレスを乗り越えたときに達成感や喜び、多幸感を感じるのがドーパミンです。

この2つのホルモンの暴走を防ぎコントロールしているのがセロトニンで、ストレスによるダメージを最小限にキープするためには、3つのホルモンのバランスが重要です。

  • ノルアドレナリン…体を活動的にし、集中力をもたらす。緊張や不安、ストレスがかかったときに分泌される。
  • ドーパミン…快楽や喜びのもととなり、やる気を高める。
  • セロトニン…ノルアドレナリンとドーパミンの分泌を調節し、心を安定させている。

特にセロトニンは、ストレスに関係するノルアドレナリンと快楽に関係するドーパミンをコントロールして、精神状態を安定させています。

もしセロトニンが不足してホルモンのコントロールができなくなると、不安感やうつ状態を引き起こす可能性が高まります。

つまり、ストレスによるセロトニン不足が機能性ディスペプシアの一番の原因となります。

そのセロトニンを増やすことができるのが鍼治療です。

機能性ディスペプシアに対する鍼治療

機能性ディスペプシアに対する鍼治療

鍼治療は、本来持っている自然治癒力を活性化し免疫力を高めることで、自律神経を整えることができます。

鍼治療の刺激が脳内でのセロトニンの分泌を促し、自律神経を整えることが実証されています。(論文:鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る

当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。

トリガーポイントへの鍼刺激が交感神経の緊張状態を抑え、副交感神経の働きを改善することがわかっています。

機能性ディスペプシアに対する鍼治療

×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みや凝りを感じている場所になります。

胃炎によって背中にトリガーポイントができる場合と背中のトリガーポイントが胃の不調を起こす場合があります。

胃と背中は密接に関連しています。

内臓の痛みが関連痛として背中や腰に現れることはよく知られています。

まずは、背中に反応が現れますので、そのトリガーポイントが施術していきます。

当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。

近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。

機能性ディスペプシアの場合は、筋膜にトリガーポイントができます。

筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。

自律神経が乱れると、気持ちは休もうと思っても体の緊張が抜けない状態は、この筋膜の癒着が起こっている証拠です。

機能性ディスペプシアに対する鍼治療

横に伸びる白い線が筋膜です。

より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。

つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。

筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、自律神経の活動を正常に戻すことができます。

当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、機能性ディスペプシアが改善します。

機能性ディスペプシアは、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。

通院目安として、最短で半年、症状の重い方は1年以上かかることもあります。

通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。

なかいし鍼灸院