斜頸改善(最新版)

  • 斜頸と診断された!
  • 意識をしていないのに首が傾いている!
  • 首が思うように動かない!

このような悩みを抱えていませんか?

当院は、広島市中区上八丁堀にある斜頸の施術をしている鍼灸院です。

斜頸が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?

鍼治療は、斜頸の原因となる筋肉の血流を改善して動きを改善させることができます。

このページでは、当院の斜頸に対する鍼治療について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

斜頸の原因と症状

斜頸の原因と症状

斜頸とは、首がどちらかに傾き、動きが制限される症状です。

生まれつき筋肉が硬くなる先天性筋性斜頸が一番多いですが、次第に自然と治ります。

おそらく斜頸で悩んでいる方は、痙性斜頸だと思います。

痙性斜頸とは、首が左右上下のいずれかに傾く、捻じれる、震えるといった不随意運動を引き起こす局所性ジストニアの一種です。

つまり、首や肩の筋肉に勝手に力が入ってしまい、頭の向きや傾きなどの異常を生じる病気です。

斜頸の原因には、

  • 長時間の首や肩に負担のかかる姿勢
  • ストレス
  • 過度の疲労
  • 遺伝
  • 脳の病気や後遺症
  • 特定の薬の服用

などがあり、特にストレスにより発症しやすいです。

30~50代に多く、日本では男性に多くみられます。

斜頸の症状には、

  • 頭が前に倒れる
  • 頭が後ろに倒れる
  • 頭が横に傾く
  • 頭が横に向く
  • 肩が上がる

などがあり、ストレスや運動が症状を悪化させるため、横になると楽になる特徴があります。

また、就寝時には基本的に症状は起こりません。

斜頸に対する鍼治療

斜頸に対する鍼治療

当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。

トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。

銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。

その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。

痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。

斜頸に対する鍼治療

(×:トリガーポイント 赤:関連痛)

×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みや凝りを感じている場所になります。

基本的に斜頸は痛みがあるわけではありませんので、どの筋肉が無意識に動いているのか判断して施術を行います。

その中で、一番可能性が高い筋肉が胸鎖乳突筋です。

左に首が回る方は、右の胸鎖乳突筋が無意識に動いていることを意味します。

首は細かな筋肉が重なり合って動いていますので、しっかり確認することが大切です。

当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。

近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜、腱や靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。

斜頸のトリガーポイントは、筋膜にできます。

筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。

斜頸に対する鍼治療

横に伸びる白い線が筋膜です。

より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。

つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。

筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、首の動きが軽減していきます。

当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、斜頸が改善します。

斜頸は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。

通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重い方は1年以上かかることもあります。

通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。

なかいし鍼灸院