慢性疲労症候群(上)

当院は、広島市中区上八丁堀にある慢性疲労症候群の施術をしている鍼灸院です。

  • 疲れが溜まって、なかなか回復しない!
  • 風邪に似た症状が続く!
  • 体に力が入らない!

このような悩みを抱えていませんか?

慢性疲労症候群を治すには、鍼灸、マッサージ、電気治療、整体、ストレッチ…

実に様々な施術方法があります。

実際どれが効果的なのか、正直迷うのではないでしょうか?

私は、「正しい理論」に裏付けられた施術方法こそ、慢性疲労症候群にとって最良の方法と考えております。

当院の慢性疲労症候群施術に興味をお持ちの方は、是非、参考にしてみてください。

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは、原因不明の強い疲労感が6ヶ月以上も続く病気です。

通常の疲労は、しっかり休養をとりぐっすり眠れば自然回復しますが、強い疲労が続き十分休息しても改善しないことがあります。

近年慢性疲労症候群に似た症例が増えており、日本では40万人、女性に多い病気といわれています。

慢性疲労症候群の原因

血液検査など全身の検査をしても原因が見つからず、精神的な要素もない場合に疑われる病気です。

いくつか原因説があります。

  • 感染症…ウイルスなどの感染症後発症する
  • 生活環境ストレス…肉体的(過酷な仕事)、精神的(人間関係)、環境(騒音や化学物質)によるストレスによる免疫力の低下

慢性疲労症候群の症状

  • 微熱や頭痛などの風邪に似た症状
  • 不眠症
  • 倦怠感
  • 体に力が入らない
  • 集中力の低下

体や思考力など体全体の激しい疲労感により、日常生活にも支障が現れます。

慢性疲労症候群に対する施術方針

ファシアリリース

当院の鍼治療は、MPS理論に基づいたトリガーポイント療法をベースに施術していきます。

トリガーポイントは、「筋膜を含むファシアの異常」が大きく関わっています。

筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことです。

身体を酷使したり、長時間同じ姿勢でいると、その筋膜に異変が生じ痛みやコリ、違和感を感じるようになります。

慢性疲労症候群を解消するためには、この筋膜を整え、本来あるべき状態へ導く必要があります。

トリガーポイント療法は、従来は痛みの改善がメインでしたが、免疫系や自律神経機能に深く関わる施術法として有名です。

参考文献:臨床家のためのトリガーポイントアプローチ

当初のトリガーポイント療法は、痛みの治療を目的として行われていましたが、治療した患者さんの多くが内科的な機能の改善を訴え始めた。

トリガーポイントに鍼をすると、鼻づまり、唾液や涙の分泌、腸運動の亢進、排尿の亢進など副交感神経性の自律神経反射が起こることが判明した。

つまり、トリガーポイント鍼療法により、副交感神経の活動が強くなり、交感神経の活動が弱まるということである。

30歳を過ぎると、誰でも副交感神経の活動が低下して、病気の回復が遅くなるだけでなく、免疫(リンパ)系の活動も低下して、様々な病気にかかりやすくなる。

定期的なトリガーポイント鍼療法で、自律神経機能を維持できれば、免疫系やリンパ系の活性を落とさずにすみ、病気にかかりにくく、もしかかっても治りやすい体力維持が可能になる。(東洋医学的には自然治癒力の向上)

なかいし鍼灸院